ようこそここは俺のチラシの裏だ。

専門学校卒のぽんこつえんじにあが個人事業主になって書いているただの日記。

プレミアムフライデー(笑)の日に読むべき記事。

社畜エンジニアは全員これを音読すべき。

日本の働き方改革が「はっきり言ってダメ」なワケ(ITmedia ビジネスオンライン)

headlines.yahoo.co.jp

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ピョートル氏の言葉がとてもタメになる。

「日本人の働き方改革は、短期的な視点しかない」

彼らは新しい行動パターンを作り、マネタイズをせずにユーザーを集め、既存のマーケットに参入している。

創立者の多くは参入分野の経験が無く、テクノロジーを駆使しながら業界の常識に縛られない発想で既存の市場を破壊している

「極限暴論」で有名な木村氏が良く言っているAmazonの侵略にも通じる話ですね。

「テクノロジーを駆使して常識に縛られず業界の既存市場を破壊」ってのは本当に的確なお話。

「人間は直感や創造性などを発揮することに集中すべき」

予測が困難だからこそ、成長企業はPDCAを猛スピードで回し、前向きに失敗を繰り返している。

0から1を生み出すためにも、自動化できる仕事は機械に任せ、人間は直感や創造性などを発揮することに集中すべき

本当にこれ、マジでこれ。

機械化・自動化を進めて、人間は人間にしか出来ない定義不可能な価値創出に専念すべきですよね。

だというのに日本の老害「機械化・自動化はズル」だとか「テスト自動化はサボり」だとか、脳みそを昭和に置き忘れて来たんじゃないかと思うような、とんでもない事を平気で言ってのけますからね。

それも一般事務ならまだしも、IT業界の人間がですよ。

システム化するのが仕事である人間が自分の仕事をシステム化しないって、どんなジョークだよと。

お前らはもう良いから真心こめておにぎりでも握ってて下さいって感じ。

「働き方を変えるということは、経営そのものを変えること」

ビジネスを見直さず『残業を減らしましょう』『早く帰りましょう』では意味がない。

働き方を変えるということは、経営そのものを変えること。ビジネスモデルから考え直さないと、根本的な働き方の改革にはならない

働き方改革とは、働き方(現場)ではなくビジネス(経営)を変える事、だそうです。

口だけ「働き方改革」と言いながら何も変えず、現場に時間外削減命令を丸投げするのは違うよ、と言う有り難いお言葉です。

つまり、働き方改革を実践しようとしたら、経営層やそれに近いある程度の意思決定権を持った人間が本腰入れてやらないとダメだと言う事ですね。

勿論、それに対してきちんと思想を理解して、現場は現場で変えていくべき事があるのは勿論の事ですが。

ピョートル氏はこうも仰っています。

社員に決定権を持たせ、自由に自己表現できる場作りを優先してほしい

システム開発と言う、頭脳労働の現場ですら、これが全く実現されていないのは悲しい事ですよね。

「月曜の朝にワクワクした気持ちになっているか」

実に、耳が痛いですねw

日本にはこれのまったく真逆でサザエさんシンドロームと言う言葉すらあるくらいです。

月曜の朝に勝るほど憂鬱なのは、休日出勤前の夜くらいのものですわ。

「好奇心と集中が働き方改革において何より必要」

好奇心を持って目の前の仕事に集中するマインドを持ってほしい。

まず自分の仕事に興味を持ち、学び、楽しむこと。 好奇心と集中が働き方改革において何より必要。 月曜の朝にワクワクした気持ちで出社できる企業にならなければ、何も変わらない。

だそうです。

もしそんな会社があったら是非教えてください。

給料下がってでもそこに行きますわ。

スライドの図から引用。

あと、スライドの画像があって、そこに良い図があったので引用転記させて頂きます。

図表 個人のパフォーマンス チームのパフォーマンス
短期 今日の本人の生産性を最大化する 今日のチームの生産性を最大化する
長期 本人の市場価値を高める しなやかなチームを作る
臨時 変化に適応して新しいものを生み出す 変化に適応できるチーム体制を作る

何をやるにしても、この「短期」「長期」「臨時」って考え方がそもそも無い、って事が多過ぎて困りますよね。

ピョートル氏は、日本の現場ではこの中で「短期」しかないと指摘しています。

プレミアムフライデー(笑)について思う事。

1日8時間労働って、もうやめにしない?

無意味に1日8時間という労働枠を区切られていては、集中力も好奇心も維持できない。

そもそも8時間って何の根拠も無いですしね。

やるべき事があって、作業がノッてるなら10時間だろうが20時間だろうが仕事してれば良いし、

なんか今日はノらない、ペースが上がらないなとか、既にやる事終えてて直近で明確なタスクが無いって場合は、

ダラダラ8時間過ごしてないで4~5時間でサクッと切り上げて、

次の仕事に備えるなり、新しいライブラリを試すなり、別な言語の勉強するなり、そういう時間を確保できるように会社が配慮すべきです。
(稼働下限何時間だの、一日何時間労働だの、時間時間で縛ってても効率良くならないと思うんですよね)

時間ではなく価値で仕事をしようよ

時間で働くから色々と悪循環が生まれていると思うんです。

勤務時間ではなく、仕事の中身、価値・成果によって評価していくべきだと思います。

つまり、時間給ではなく能力給であるべきだと言う事。

時間給・能力給の考え方に関しては過去にも日記でちらほら書いたと思いますし、まだきちんと書ききれてない下書きの文章も幾つかあるんですが、

いずれも言わんとする事は「エンジニアは能力給であるべき」だと言う事。

※何故か今の法律ではゲーム以外のプログラマー裁量労働制適用外の業種とされているので、もうこの辺から色々と再調整が必要だと思いますが・・・。

エンジニアは頭脳労働ですよね?

であれば、時間よりも能力(成果)で価値を定めるべきです。

そうすれば、月末の金曜日と言う何の根拠があるんだか解らんたった1日だけプレミアム(笑)とか言ってないで、毎日メリハリ付けて仕事出来ればプレミアムエブリデーになると思うんですけどね。
(しかも、一部の現場ではフライデーをプレミアムにした代償として翌日休出するとか、本末転倒な笑い話も聞いたり聞かなかったりw)

勿論、それを実践していくにはそれなりに勉強して実力身に付けなきゃならんですが、今の日本の働き方ではそういった土壌は全くありませんよね、、、。 (ごく一部の企業を除いて)