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専門学校卒のぽんこつえんじにあが個人事業主になって書いているただの日記。

【読書感想文】東京喰種:Re(13)

(*'▽') グール最高!!

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※ネタバレあるよ!!

※ネタバレあるよ!!

13巻、買って来ました。

考察とか、感想とか。

怒涛の展開。

前巻、カネキくんとトーカちゃんが結ばれて幸せモードだったのに、今巻で思いっきり突き落とされましたね。

しかも、生存説の根強かったヒデマルが登場し、オマケにのおっちゃんも生きてましたね。

そして、死んでたと思われてたキャラが生きてたラッシュから色んなキャラが退場していき、入れ替わりの激しい巻となりました。

最後に、単行本収録ラストの144話、もしかしてカネキ君ナァガラジルートですかこれは。

次巻では暴走カネキ龍をどうにかする話になるんでしょうか。

本誌の方ですぐに続きが読めるみたいですが、ぼくは単行本派なので14巻の発売をじっくり待つ事にします。

過去巻、読み返し。

この13巻で種明かしと言うか、答え合わせが大量に出て来たので、改めて数巻戻って読み返してみました。

具体的には、直ぐに手元にあった6巻から順に読み返してました。 (5巻以前は収納しちゃってるので、取り出すのが面倒だったので。ほんとは前作ラストまで戻って1巻から読み返したかったw)

特にヒデ、というかスケアクロウへのへのもへじに対する描写を重点的に。

ヒデ生存確定

前作終盤でカネキくんに食われたヒデですが、やはり生きていましたね。

実際ヒデに関しては明確な死亡の描写はなく、意識を取り戻したカネキくんの「血の甘い味がした」と言う状況証拠的な台詞しか無かったので、当時からヒデ生存説はかなり強く支持されていたと思いますが、ここに来てこの説が肯定されましたね。

へのへのもへじの首下にちらっと見える傷や、うまく発声出来ていない事、顔全体を隠している事などから、首周りを大きくガブリと行ったんでしょうかね。

スケアクロウ

へのへのもへじに関してざっと纏めてみます。

  • 13巻にて「永近ヒデヨシ」を名乗る。
  • マルの台詞から「テロリスト」を名乗ったらしい。
  • グール化後の亜門(フロッピー)と面識あり。
  • ルシマ作戦時に六月くんにより目撃される。
  • 曰く、スケアクロウと言うコードネームのC級グールであるらしい。

また、読み返した巻の中にはないが、オークション掃討作戦の時や、佐々木vsオウル戦の時にもスケアクロウの姿が確認されている。 特に、オウル戦に関しては結果としてカネキくんを助ける働きをしていたので、中の人がヒデと言うのはある程度の説得力がある。

C級グール

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しかし気になるのは、六月くん曰くスケアクロウはC級グールであるという事。

少なくともルシマ作戦の時点でCCGがスケアクロウというグールの存在を認知しており、等級はC級であるというのが事実。

しかしヒデが実はグールでした、と言うのは何か引っ掛かると言うか、腑に落ちない。

まだ纏まってない考え:

スケアクロウと言うのはもしかしてanonymous的なものであって、必ずしもスケアクロウ=ヒデではないのかもしれないなぁ、とふと思った。

ヒデがグールと言うのは否定したい:

何が言いたいかというとヒデがC級グールなのかどうかはまだ解らないと言う事。

まだ解らないと言うか、ただのグールだったらCCGアルバイトの時におもっくそバレるだろうし、ニシオ先輩との一件なんかがかなり不自然な事になるので、グール説は無いと思うんだよね。

グールと言うより半人間なのでは:

もしグールだったら喉元の傷もいい加減治ってるだろうし、それが再生していないと言う事を考えると、グールのような強い生命力・再生力は持ち合わせていないと考えるべき。

どちらかと言うと、0番隊と同じく半人間なのでは?

有馬の言っていた「半人間」の特徴は以下の通り。

  • ほとんど人間と変わらない
  • 赫子も使えない
  • 普通の食事も摂れる
  • 多少身体能力が高い
  • 寿命が短い

赫子を使えない以上、再生力なんかも人間レベルと考えて良さそう。

やはりヒデはグールと言うより半人間っぽいな。

となると、庭の出身者と言う可能性が出て来るね。

スケアクロウ

然しながら、スケアクロウというC級グールとして認知されている存在が居る事も事実。

ヒデがグールかどうかは知らんが、スケアクロウと言うグールは存在する。

でもスケアクロウ姿で「永近ヒデヨシ」を名乗っていたのもまた事実。

両立させるとしたら「ヒデ=スケアクロウ=グール」と言う式をぶった切るしか無い。

つまり、ヒデが一時的にスケアクロウの格好を模しただけであって、C級グールはまた別人が存在するのではないか、と。

マルとヒデ

13巻138話、生存説のあったマルとヒデが組んで登場。

激アツ展開でカッコイイ。

マルとヒデの繋がりはこれが初めてではありませんね。

※今はスケアクロウ姿になっているので、マルに永近であると名乗ったかどうかは判らんし、だからこその「テロリストさん」なのかもしれないね。

単行本8巻和修吉時局長襲撃の際にマルが「Rc検査ゲートに仕込みがある」というタレコミを受けた事、そしてその情報源が「永近」である事を明かしています。

で、ここで思ったのはやはり永近の庭出身者説。

0番隊用の除外パターンがあったからこそ、ヒデがCCGアルバイトの時にRc検査ゲートに引っ掛からなかったと考えられる。

Rc検査ゲートの除外パターンがどういう仕組みか判らんけど、庭出身者に固有のパターンがあってそれが設定されていたのだとしたら筋は通る。 (権限設定で例えて言えば、アカウント個別の設定ではなくグループ設定みたいなもんか)

Re について

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8巻のラスト。

いくつかの言語、たとえばマルタ語で "Re" は「王」を意味する。

有馬とエトから受け継いだ「隻眼の王」についてのかっこいいナレーション。

であると同時に、

一部で「ヒデ=王説」の根拠として有名な一節ですね。

こちらが直前、7巻の後ろ側のカバー折り返し部分。

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人物紹介欄にReが示されているヒデ。

これと「Reは王を意味する」と言う事で、ヒデが王(ピエロ派のボス)説が一部で強く支持されていますね。