Twitterの方ではちょくちょく言ってる事なんですが。
決定権を持つものが決定を放棄してはいけない。
権限と責任。
権限と責任は同じところにあるべきだ。
決定権を持つものは、決定する事とその結果から逃げてはいけない。
それはどちらも権限を持つものの責任であり、その責任を果たせないのであればその権限は無効である。
だと言うのに、どう言う訳かこの業界、責任は全く果たそうとしないくせに、権限だけは振り翳したがる奴が多いように思えるのは気のせいだろうか。
何故だか、上流工程専門を謳う仮にも上場企業様がそんなだというのも、割と珍しい話ではないと言うのが何とも悲しくなる。
イエスマンは何も決定していない
「決定」を「選択」と言い換えても良い。
リーダーやマネージャ、決定者にとって最も必要なスキルは『客に対して合理的にノーと言える事』だと思う。
客に対してハイかイエスしか言えないような奴は、無責任であるばかりか、害悪でしかない。
そして哀しいかな、日本は特に【約束の拡大】という 組織上のアンチパターン と親和性が高いゆえ、イエスマンを窓口にしてしまうともうデスマーチ待ったなしとなる。
イエスマンは諸悪の根源である。
ぼく自身の唯一最大の武器
それは、「おまえ機械で出来てるんじゃねーの」って言われるくらいに合理的な判断を下し、客相手でも平然とノーと言えちゃう事、それだと思ってます。
だからまぁ、事をなぁなぁにして進めたいタイプの人とかにはめっぽう嫌われますが、好かれる人からは絶大な信頼を頂く事が多いですよ。
何があろうとも絶対に筋を通すし、理を曲げない奴だと言われます。
とても嬉しい事ですね。
でも別に、ぼくとしては何も特別な事をやっているつもりは無いですけどね。
プログラマですからね、論理・理屈に忠実じゃなくてどうするんですか、気分でコンパイラの動作が変わったら皆だって困るでしょ、それと同じ話じゃないですかね。
(そのかわり、融通の利かない所がぼくの最大の弱点のひとつですね)
余談:
ところで、先程述べた『組織上のアンチパターン』である【約束の拡大】なんですが。
ぼくがこれを知ったのは『ストラテジックチョイス』と言う、何て言うんだろ、プログラミング系のノウハウというか、何かそういうのを纏めたサイトで、こういう話題が色々と沢山あって、非常にいい感じに纏まってて良かったんですが。
・・・。
なんか、無くなってました(閉鎖したみたい)。
技術書の内容転記に近いようなものも一部あったようなので、権利的なアレで問題になったのかも知れません。