【読書感想文】県内一斉ノー残業デー 定時退社・退庁を呼びかけ --Yahoo!ニュース
(*'▽') プレミアムフライデーとか、ノー残業デーとか、、、。
噴飯もののニュースが上がっていたようですね。
強制的に早く帰る日を1日作った所で何の解決にもならない。
こういうのって、継続できないと意味無いんですよねぇ、、、。
定時退社日とは:
ぼくが以前いた会社も、水曜日が定時退社日の所がありまして。
なんか、全社的に残業が多いのが問題となってたんですよね。
そしたらなんと。
月曜日も定時退社日になりました。
(*'▽') ウケ↓るー↑↑
意味無いんですよね:
勿論、仕事内容に関しては全く何も変わりませんので、月水ぶんの残業が火木金にシフトしてっただけで、特に残業削減の効果は無かったようです。
特異日を設けた所で、根本原因を何とかしない限りは何の意味も無いんですけどねぇ。
まぁ、言うまでもない事ですね。
時間外前提の会社が時間外だけ削っても意味ないですよ:
ちなみにこの会社は、まともな技術力・開発力が無いのを、人海戦術と長時間残業という物力作戦で何とかしている会社でしたし、それゆえの時間外は織り込み済みでベース(基本給与テーブル)が低く抑えられている。
そんな会社でした。
その分、きちんと働いた分の実績は正しく計上され、時間外手当が全額キッチリ支払われるという、まぁそういう意味ではホワイトな企業だったんですが。
その辺の事を会社自身が正しく認識できなくなっていたようですね。
それなりの規模のSIerだったんですが、、、。
「プレミアムフライデー」→「翌日土曜日休日出勤」と言うコンボ。
コンボというか、最早コント。
しかも笑えない。
先の会社の例にも挙げた通りですが、そもそも根本原因を改善しようとせず、時間外だけを削ろうとしても上手く行く訳無いんですよねぇ。
※まぁ、プレミアムフライデーに関しては消費促進が目的であって働き方改革とは無関係らしいので、そういう意味で槍玉に挙げるのはちょっとズレている言われればそうなんですけどね。
業務改善を伴わない働き方改革なんてハリボテ同然。
強制的に定時退社させたから(その日だけ)時間外がゼロになりました。
とか、アレか、ギャグか何かですか。
時間外削減ってそういうのじゃなくてさ。
業務の効率化・自動化や無駄の削減によって、結果として(恒常的に)時間外が減るという成果が得られないと意味ない訳じゃないですか。
つまり業務改善がまず先にあり、その結果として時間外が減る、と言う形じゃないと意味ない訳で。
何かのアピールの為に週一や週二、或いは月末だけ早上がり(ま(※)させた所で、業務が何も変わらないんじゃその分の時間外が他に分散されるだけで、何の解決にもなってないどころか悪化してすらいると思うんですが。
※というか、そもそも「定時退社」は「普通の事」であって、決して「早上がり」じゃないんですけどね。
「時間外を削る(削れ)」から始まる働き方改革は不幸しか見ない。
全社的に長時間残業が問題となっている。
世間的にもワークライフバランス向上の為に、時間外を削減すべきという流れが強くなっている。 新卒採用への影響も少なからず出始めており、長時間残業の是正は全社的な課題と考えている。
このため、弊社でも全社的に時間外削減を推進する為、全部署一律で20%の時間外削減を行う。
みたいなーwww
本質的な所を何も変えようとしないで、時間外の数字だけ削ろうとしても上手く行かないですし。
ヤバい所であればタイムカード切ってからサビ残するだけで、何も変わらないどころかマイナスって言うね。
こういう「時間外削減するぞ」からスタートする働き方改革は、改革はされたとしてもそれは改善じゃないって言うね。
業務効率化を奨励して、時間外削減に貢献したら一時金出す(社内業務の一部を自動化して工数削減したら、削減した工数分に応じて金を払うとか)くらいの事をして、まず業務の質を変えていかないと意味無いと思うんですよね。
短絡的に人海戦術に走るようなマネージャをきちんと更迭して、ツール化・自動化出来るスキルのある技術者をきちんと評価して、業務を時間ではなく品質と効率で評価するように評価制度をシフトする。
そんで、その結果として時間外が減ったら皆が win-win になる、と言う。
時間外を削る事だけを考えているうちは、働き方改革にはならないですし、何も変わらないと思うんですよね。