「自炊はコスパが良い」とか言ってる人はコスト意識を履き違えていると思う。
(*'▽') 外食より自炊の方がコスパ良いって言いますが、ぼくはそうは思いません。
外食より自炊の方がコスパ良いと言うのは本当か?
まぁ大した料理が作れる訳では無いんですが、ぼくはこれでも自炊男子なのです。
外食で美味しい物を食べに行くのも趣味ですが、基本的には自炊生活しています。
(*'▽') 最近ちょっと、野菜不足ですが。
自炊は本当にコスパ良いか?
さて、表題の通りですが、外食するより自炊した方がコスパが良いと言うのは良く耳にする事だと思います。
ただ、ぼくを含めて、自炊生活した事のある人は軒並みこの意見には否定的だと思います。
まぁ、統計調査や街頭アンケートをした訳じゃないんでアレですが、少なくともぼくの身の回りの自炊経験のある人はそうです。
自炊がコスパが良いと言っている人はどんな人?
ぼくが思うに、自炊がコスパ良いと言っているのは以下のような人ではないかと考えます。
実際に自炊をしたことが無い人
まず前者のパターン。
自炊経験が全く無いか、或いは生活したと呼べるほどの継続実績が無い人。
そう言う人が「自炊はコスパが良い」と言っている傾向が強いように思えます。
要するに、実際に自炊して生活した事のない人が、イメージだけで安上がりだと言っているパターンです。
まぁ、この辺は実際にやってみりゃあ意見も変わるでしょう。
コスト意識を履き違えている人
今回問題にしているのはこっちのパターン。
結論から言って、材料費だけを見てコスパが良いと言っているタイプの人です。
自炊に於けるコスト定義
要するに、自炊の材料費だけをコストとして安上がりだと言っている訳です。
外食費用と、自炊に於ける材料費だけを比べて、自炊が有利だと言っている訳です。
これはもう比較方法が完全に間違っているし、コストの定義が限定され過ぎていると思います。
もちろん材料費もコストですが、一部に過ぎません。
実際に自炊生活を継続するには、以下のような要素が必要です。
- 材料費
- 材料管理の手間(購入、運搬、保存、場合により廃棄まで)
- 調理の手間
- 後片付けの手間
- 栄養バランスなどの考慮
- 料理スキル
言ってみれば、これら全てが「自炊生活に必要なコスト」になる訳です。
金銭だけでなく、人的リソースや時間的リソースなど、それらすべてが「コスト」であり、それにより得られる「費用対効果」を考えるべきなのです。
外食に対して材料費だけを比べるのは、原価厨の理屈であり、かなり的外れな訳ですね。
自炊で有利になるのは家族暮らし
一度に1人分の食事を作るのは効率が悪い、と言うのはまぁ良く知られた事ですよね。
2人ぶんかそれ以上作るのが材料効率や手間の観点から言って効率的です。
つまり、家族暮らしが有利な訳です。
逆に言うと一人暮らしの自炊生活で費用対効果を上げるのは難しいと言う事です。
安上がりなメニューは栄養バランスが悪い
自炊で手っ取り早く安く上げようとすると、どうしても食事内容が偏り、栄養バランスが悪くなります。
材料費的な観点で有利になるのは粉モノですが、粉モノでまともに栄養を摂ろうと言うのはかなり難しい話です。
パスタ生活とか、納豆ご飯とか、早い・安い・美味いの三拍子揃いますが、栄養バランスまでは揃わないんですよねぇ。
そもそも最近は野菜の価格高騰などもあって、一通り野菜を採ろうと思ったらそれだけでお金が掛かります、マジで。
一食700円~1000円という一般的な定食屋の価格レンジに収まるように自炊するとか、材料費のやりくりだけでも難しいのに、それ以外の手間まで含めたら確実に赤ですよ。
結論
いわゆる「トータルコスト」で考えて、自炊の方が外食よりコスパが良いと言うのは、真っ赤な嘘。
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