「SES」って単語の定義が人によってまちまち過ぎるので、自分の理解を纏めてみた。(Twitterまとめ)
議題
要点だけ簡単に纏めるとこう。
SESと言った場合に、指し示す範囲が人によってバラバラ。
定義
SES とは
とか SES 定義
でググっても、出て来る情報もまたバラバラだし、そもそも何か公的な定義を持つ用語ではなく、スラングに近い単語だと思ってるので敢えて定義引用はしません。
かわりにここでは「SES」という単語を以下の定義とします。
技術者を労働力として提供するサービス形態のこと。
疑問点
で、問題はこの「SES」と言う単語が指し示す範囲について。
その通りなんすけど、
— エル@絵師とエンジニアと個人事業主 (@ellnorePZDR297) November 15, 2018
「SES通す」とは、、、、なんか語義がおかしい気がしますが。
それとも俺が勘違いしてんのかな。
— エル@絵師とエンジニアと個人事業主 (@ellnorePZDR297) November 15, 2018
いわゆる「客先常駐フリーランス」がやってるのって「自分自身でSESをやっている」だと思ってるんだけど、定義違う?
SESって言うと、どうも狭義的に「SES企業」だけを指してる人が多いと思うんだけど、語義的に正しいの??
簡単に言うと「どこまでを『SESやっている人』に含めるのか」という話。
整理
で、冒頭に載せた絵を再掲。
先の定義に則った「SES」と、ぼくが認識する「SESの範囲」を図示しました。
ぼくの認識
- A社
- 技術者①
- 技術者②
- 技術者③
登場人物のうちこの4者はすべてSESをやっている人たちであり、SESの構成要素になっていると言うのがぼくの認識です。
(構成要素って言っちゃうとまぁ受け入れる先が無ければ成立しないんだからB社も入れろよ、って話になりますけど、一旦そっちは置いといて、「SES提供側」の話に絞ります)
認識の違い
- A社
これだけを指してSESと言っている人や、
- A社
- 技術者①
- 技術者②
までを指してSESと言っている人もいます。
客先常駐フリーランスがSESをディスるのって語義的にどうなの。
という、まぁ見出しが全てなんですが。
疑問
いや別にSESディスり自体はしても良いと言うかどうでもいいんですけど、
それって語義的に自分自身巻き込んでるんじゃないの?
って言う単なる疑問ね。
いや、マジで簡単な話でさ。
— エル@絵師とエンジニアと個人事業主 (@ellnorePZDR297) November 15, 2018
「SESを法人がやってるのと個人がやってるのとで何が違うの?」
ってだけの話じゃん。
とある質問と回答
とは言え、そもそも明確な定義がハッキリしないので、どっちの認識が間違ってるとキッパリ言えもしないので、なんかモヤモヤするっていう。
ただ、「何故自分自身はSESに該当しないのか?」という疑問を投げかけてみましたが、返ってきた答えはこれでした。
SESってサービスですから、仕組みであって中身ではない認識ですね。
ガチャで言えば筐体がガチャで出てくる中身は景品。
僕自身が直接取引をする場合はガチャではなく景品を直接提供となるので、SESとは異なります。
さきのぼくのお絵描きで言う所の「A社」がやってる事が【仕組み】で、「技術者」は【中身】なのでSESには該当しない、との事です。
回答に対する見解
なんか納得できない。
納得は出来ないんだけど、でも確かに「SES」って言った時に「SES企業」だけをターゲットにディスってる人は少なくない(むしろ多数派?)なので、 もしかしてSESと言う単語を以下のように定義している人が多いのではないかな、とも思う次第。
技術者を労働力として提供するという、企業がやっている事業のこと。
語義的に「企業がやっている事」であるので、SES企業の商品となっている技術者は「SES」ではない、むしろ「SES被害者」だ。
みたいな論調の人、少なくないと思います。
ブラック企業で働いている人は「ブラック企業の被害者なのか?」それとも「ブラック企業に加担する人なのか?」みたいな話に近いものがありますね。
あるいはその両方、と言う見解もありますが。
要するに
良く解らん。
ただ、前述の回答には納得できない。
という話。
他の人はどんな認識・見解なのか凄く気になる。