ようこそここは俺のチラシの裏だ。

専門学校卒のぽんこつえんじにあが個人事業主になって書いているただの日記。

少し1社目の話をするよ。(Twitterまとめ)

いつも2社目の話ばっかしてたので、1社目の話をしました。

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元のスレッドはこちら

スレッド形式で繋げてるけど、くっそ長いから追うのダルそうなので、こっちに纏めるよ。

Twitterまとめ

1社目のはなし。

専門学校卒ではいった1社目は、

  • 長時間労働が蔓延
  • ②給与ベースが低い
  • ③教育体制が出来ておらず、OJT大好きおじさんによる放置プレイが跋扈

という状態だった。

典型的な、ロスジェネ層の断絶による教育体制の崩壊って感じ。 マジで絵に描いたような会社だった。

教育体制について。

とある要素から、この会社なら教育体制しっかりしてるんだろうな、と思ってたけど、まーそんな事はなかった

言うて、別におれは真面目に企業調査したわけでもなければ、前に話した通り、エントリーシートとやらを一枚も書いた事がないので、 実質的に新卒就活を経験してないんだけどね。

でまぁ。

当時は「新人をきちんと教育しないなんて、酷い会社だ」と憤慨しながらGoogle先生に全てを教えて貰ってたワケだが。 今思うとその経験が超役立ってる訳だし、会社に頼らず自助努力する事でその会社を抜け出す地力にもなったと思う訳だ。

結果だけを見ると、良かったまである。

教育する側のはなし。

加えて、逆に自分が教育する立場になって思った事がある。

「ワリに合わない」

教育担当とか技術メンターとか、呼び方は何でも良いけど、とにかく「手当がつかない」というのが問題。 新人レベル・初級者を(それも複数)面倒見ながら、その上で更に自分のタスクもこなすって相当キツイ。

これに対して給与上、なんら補正が掛からなかった。これは良くない。

  • ①そもそも上の連中は、直下がロスジェネだから「教育した経験が無い」ので評価の土台がない
  • 教育担当者にかかるコストが全く考慮されておらず、タスク量にも給与にも反映されない

この二点が決定的だった。

なやみ。

かと言ってじゃあ、自分の頃のように、OJTという名の免罪符を掲げて放置プレイするのが正義か?

という思いと、

でも、自分に何の実入りもないのに通常業務と並行して教育するのって、ただのボランティアなのでは?

という思い、

この板挟みに結構悩んだ時期もあった。

結局、色々悩んだ挙げ句、新人教育論に関しては結論を出す前に1社目を辞めて転職した。 ちなみに今でもあまり結論は出ていないし、会社員を辞めた事で、新人教育についても考えるのをやめた

教育コストは軽視されがち。

一応これでもぼくももうベテラン世代と言える年齢になって来たワケで。

これまで多くの新人君(出来るやつ、出来ないやつ、色々居た)を見てきたし、 何だったら年上部下を持った事もあるし、ポンコツおじさんに悩まされて軽くノイローゼになった事まである。

その上で、やはり現時点でも変わらない考えはこれ。

「やはり、ワリに合わない」

基礎がそれなりにできていて、その上で何かしら得意分野がある。 そういうレベルの人と相互補助出来る、いわばギブアンドテイクの関係であれば、何かを教えたりするのも仕事の上でアリだから吝かではない。

しかし、一方的にコッチが教えてやるだけの関係であれば、これはもうコンサルティングであり対価を求めるべき事だ。

会社員の場合は、まぁ、出世してから窓際で悠々自適おじさんをやる、と言う回収ルートがあるので、新人教育を「一種の投資」としてやるのはアリかも知れん。

でも今は人材流動性向上を推奨しており、エンジニアはバリバリ転職していくべき。 という説を支持している。

このため、投資は焦げ付くのが前提になる。

となると、どうしても教育はやらなくて良いのでは、と思わざるを得ない訳だ。 すると1社目の放置プレイを認める事になってしまうな。

かと言って。

かと言ってそれを全ての案件でやってくと「未経験者が参入する余地がなくなる」ので、業界全体で見るとジリ貧になってしまう。

これはこれで良くないワケだ。

ならばどうするべきかと言うと、教育できる奴に対してきちんと報酬を支払う事だ。 そうでなければ誰もやらなくなる。

マネージメントと一緒じゃねーかな。

PMが開発者よりも高いカネ貰えるのは「そうじゃなきゃ誰もそんな役回りやりたくない」からに過ぎない。 マネージメントが重要だとか何だとかってのは二の次の理由だと思うよ。

教育できる奴が教育したら、きちんとその分の金を支払う、即金で。 将来的に出世してどうたら、という遅効性のアレをやるには今は時代が合わないんだから。

個人が教育するならカネを貰う。

で、個人事業主としては、教育する必要があるならやるけど、その分はコンサル料を別契約で頂く。と言う話になる。