【エレコム】トラックボールマウスのすゝめ【HUGE】
結論: エレコムのヒュージくんは良いぞ、という日記。
トラックボールマウスのすゝめ
以前よりトラックボールマウスは良いぞと言ってきたんですが、具体的にどう良いのか、何がオススメなのか、詳細をきちんと説明したことがなかったのに気付きました。
ぼく自身まだトラックボール歴は2年程度? くらいの歴浅勢なんですが、だからこそガチ勢よりもトラックボール初心者向けの話が出来るのではないかなぁと思います。
たぶんね!!
※ なお、以降本日記に於いては「通常マウス」と「トラックボール」という表記で統一しようと思います。
トラックボール初心者が注意すべきこと
慣れない入力デバイスを初めて使う時はやはり戸惑いがあるものです。
我々も、初めてパソコンを使い始めた時はマウス操作に悪戦苦闘したはずですし、
最初からブラインドタッチが出来た人間は99%いないと学会でも報告されています。
(1%可能性残すのやめてもろて)
逆に言えば、トラックボールもちょっと使えば慣れるんすよ、だからまぁそこは心配する必要はありません。
実際ぼくも1~2ヶ月もすれば意識せずにサクサク使えるくらいには慣れたような気がします。
が。
以下の点に関しては(特に初心者には)結構大きな差異となりますので、留意した方が良いでしょう。
- マウスホイールに相当するパーツが無いモデルも多い。(あるものもある)
- ホイールが無いと、ホイールクリックという操作が失われる。
人によっては、この後者の差異が結構大きなデメリットになりうるかなと思います。
多いのは、ホイールクリックにより「タブを閉じる」という動作が一般的で、普段タブブラウザやタブ対応のエディタ・IDEでこの操作を行っている人は多いでしょう。
他にも、タスクバー上のボタンをホイールクリックして新しいプロセスとしてアプリケーションを立ち上げる操作とか、ちょっとした便利機能がホイールボタンに割り当てられてる場合があります。
この辺の機能を使い慣れている人からすると、ホイール相当パーツの有無は非常に大きな違いに成り得るでしょう。
逆に、意外とそんなに影響ないかな、って思うのが以下の点です。
- マウスポインタの精密な操作
流石にドット単位での超細かい操作を求められると通常マウスには負けますが、通常の事務作業や開発業務でそんなドット単位での調整を求められるような事なんて無い(ですよね?)ので、全く気にならないと思います。
というよりも。
恐らく、操作に慣れてさえしまえば、正確なマウスポインタ操作に関してはトラックボールの方が通常マウスよりも有利ではないかと考えます。
また、通常マウスとトラックボールで、マウスポインタの移動距離を気にする人もいると思いますが、それもトラックボールのほうが有利だと思います。
この辺の詳細は後述します。
ホイールに着眼した場合のトラックボール
例えば、ホイール・スクロール機能に着目してトラックボールを見てみるとこんな感じになります。
- スクロール機能がないもの。
この辺のモデルは、そもそもホイール機能が存在しないようです。
使ってる人は不便じゃないのか気が気じゃないんですが、どうなんでしょう。(聞かれても)
デザインは凄く良いと思うんですけどね!!
- スクロール機能があるもの(A)
個人的に、ケンジントンのこのスクロールリング付きのモデルが初心者にオススメじゃないかなぁと思います。
通常マウスを使うのと同じような感覚で、中指を引く操作でスクロールが出来るので、移行にあたり違和感が低減されると思います。
マウスポインタの移動がボール操作に変わるだけで、基本的な操作に関しては概ね通常マウス感覚でイケます。
唯一、ホイールクリックだけ出来なくなってしまうものの、マウスドライバを入れる事で「左右同時押し」をホイールボタンに割り当てる事はできるので、まぁギリギリーセフって感じ。
- スクロール機能があるもの(B)
こっちのモデルですが、ホイール用のパーツこそないものの、ホイール操作は可能です。
ボールをネジ回しみたいに、垂直軸でぐるっとやるとホイール出来るようです。
と言ってもこの操作は凄い特殊なので、トラックボール初心者がホイールする時にやれって言われるとちょっと、、、ねぇ。
これは、正直中~上級者向けのアレかなって気がします、初心者は避けた方が良いんじゃないかなぁ。
- ホイールパーツが存在するもの
これらは、通常マウスと同様のホイールパーツが正式に搭載されているモデルになります。
この場合、「ホイール」「ホイールクリック」「チルト操作」まできちんと出来る物が多いので、チルト対応の通常マウスを使い慣れている人はこのタイプを選ぶといいでしょう。
ちなみに、チルト操作っていうのは、このホイールパーツを縦にクルクルーするのではなく、左右にカチカチする操作の事です。
ボールを親指操作するタイプとそうじゃないタイプとがありますが、個人的にはボールの親指操作は初心者には難易度が高いので避けたほうが無難だと思います。
初心者は無難にこのタイプを選んでおけ。
上でもちょろっと振れましたが、初心者は親指ボールのやつは避けたほうが良いと思います。
- 指一本でボール操作するのは結構難易度が高い。
- まして親指で正確にボール操作するのは慣れないと厳しい。
ので、素直に指2本でガッチリホールドして操作できるタイプのものを選んだ方が良いと思います。
それで、ボール操作自体にある程度慣れてから、他のモデルを試すなりした方が無難でしょう。
という観点で言うと、個人的にこの辺がオススメかなと思います。
ケンジントンのスクロールリング付きのやつは、実際にトラックボール使い始めのド初心者の時にぼくが最初に選んだモデルです。
お値段も4000円弱で安定していますし、お試しのトラックボール入門用には丁度良いのではないかと思います。
なお、ぼくがトラックボールデビューした時は、トラックボール派の人に幾つかサンプルを貸して貰ってその中で一番使いやすそうなものを選んだんですけどね。
で、ある程度ボール操作に慣れたら、エレコムのHUGEくんにステップアップするのがオススメです。
ボールの持ち方のコツ。
ほんでですね。
まぁ、この辺は人によりけりだと思うんでナナメ読みして貰って構わないんですけど。
ボールの持ち方、ボール操作のコツについて。
ぼくは人差し指と中指の2本でボール操作しています。
指1本で操作するよりも力を使わないし安定して動かせるので、ある程度精密な操作をする上では指2本操作が基本じゃないですかね。
そして、前述した精密操作に関してですが。
通常マウスだとどうしてもクリックする時にマウスが動いてしまうので、クリックミスみたいな事故もたまーにありますが。
トラックボールの場合はボールを動かして指を離してからクリックという事が出来るので、正確さという意味ではこっちの方が有利です。
エレコム HUGE のすゝめ
いつも言ってるんですけどね、エレコムのHUGEくんが最高にオススメなんすわ。
- 機能ボタンが多い。
- チルトホイール付き。
- でかい。
それぞれざっくり解説します。
機能ボタンが多い。
まぁ、見れば解るやろって話ですが、これボタンが多いんですよ。
- 右クリックボタンが2個
- 親指位置の左クリックボタンが3個
- ボール横に機能ボタンが2個
HUGEくんもエレコムからマウスドライバが提供されているので、機能ボタンに「進む/戻る」だったり「ズームイン/ズームアウト」だったり、お好みの機能を設定することが出来ます。
特定のボタン操作の組み合わせ(所謂マクロ機能)なんかも登録できるので、なかなかに高機能といえます。
チルトホイール付き。
これもねぇ、なかなかに偉いポイント。
クリックも出来るチルトホイール搭載です、ぼくはこの機能非常に多用するので、ポイントが高いです。
でかい。
でかいと何がええねん?
って思うやろ?
このHUGEくん、実際に実物見れば解ると思うんですが、マウスと言うには「ちょっとデカすぎじゃね?」ってくらい大きいんですが。
これだけデカいとね、もはやリストレストを兼ねるんですよね。
実際HUGEくんは手を乗せる部分がクッション材になっているので、手を載せていても全く疲れませんぞ。
つまり、デカいが故にこれ一品で二役兼ねてくれるんですよ、これがデカい。(掛詞)
結果的に、コレ1個置いとけば良いので省スペースにも貢献出来ます。
そう、省スペース。
通常マウスに対してトラックボールの何がオススメかって、省スペース性なんすよ。
トラックボールの省スペース性に関して。
突然ですが、大きくマウスポインタを動かす場合を想定して下さい。
- 通常マウスの場合
マウスを動かして、
マウスを持ち上げて、
元の位置に戻して、
マウスをおろして、(ガツンッ)
またマウスを動かして、、、
って事を繰り返しますよね、ぐるんぐるんぐるんと。
アレ嫌だよね?
- トラックボールの場合
ボールをくるくるくるーってやるだけ。
ハイ、勝ち。
トラックボールの場合はそれ自体を動かさなくて良いと言うのが大きなメリットになります。
つまり、通常マウスだと「マウス自体を動かすスペースが必要」になりますが、トラックボールの場合は「極論、置けさえすればスペースは問わない」のです。
よって、案件先とかで長机にノートPC並べてるような狭っ苦しい所でもストレスなく使えるという多大な恩恵があるわけですよ!!
(まぁ、長机の劣悪環境で仕事させるような現場が私物のUSB機器の持ち込みを許すかどうかは別な話として)
まぁ、案件先に関してはネタとしても、自宅のPC環境が整っておらず「あまり広い作業机が無いよ」っていう人は少なくないでしょう。
(流石に、本職なのに自宅にPC環境自体が無いなんてヤツは存在しないだろうけど)
そんな省スペース勢は是非ともトラックボールを使うべき、と言うか、逆になんで狭いのに通常マウス使ってんの?何かのしばりプレイなの?まである。
それくらい、狭い人は黙ってトラックボール使え、っていう話。
トラックボールとアレの親和性に関して。
上述の通り、通常マウスはそれ自体を動かす必要があります。
この場合ですね、マウス自体を動かすスペースも勿論必要なんですが、それ以上に腕全体を動かす空間的余裕も必要になってきます。
これまた長机現場のような狭っ苦しいところでは以下略。
スペースが狭く済むし、余計な腕の動きが無くなるので、疲労感も低減出来るでしょう。
我々の仕事(開発エンジニア)はマウスよりキーボード操作がメインとはいえ、マウスも少なからず使いますしね。
で、だ。
通常マウスを使用せず、腕全体を動かすことが少ない、と言う事はですよ。
アレとの親和性が非常に高い訳ですよ、アレ。
コレです。
AREAのアームレスト。
アームレストねぇ、使ってみると解るんですけど、確かに凄い楽なんだけど、それって腕を動かさない前提ありきなんすよね。
エアリアのアームレストはモノが良いので、腕の可動にもある程度対応してくれはするんですけど、そもそもそういうモンじゃねえし。
なので、アームレスト良いなぁって思っても、通常マウスだとあまり良さが活かせないというかなぁ。
しかし、しかしですよ。
前述の通り、腕を動かさない事に関して定評のあるトラックボールさんともなれば話は変わります。
基本的に腕を固定できるキーボード or トラックボール操作であれば、アームレストの恩恵をガッツリ受けられるんですね。
このねぇ、アームレストとトラックボールの親和性はガチっすよ、ガチ。
どうせ買うならセットで買うべき。
使ってみると解りますが、この組み合わせは本当に良き。
有線か?無線か?それが問題だ。
で、オススメしているエレコムのHUGEくんですが。
このように有線モデルと無線モデルがあります。
どっち買えばいいの?
って思いますよね?
ちなみに、ぼくは両方持っています。
なんでやねん?
簡単に言うと、こんな感じの使い分けをしています。
- 無線式: 自宅用。
- 有線式: 外出用・案件先で使用。
便利なのは無線式だと思います、PC本体から距離を取れるし、煩雑なケーブルに悩まされないと言うのは大きなメリットでしょう。
ぼくは基本的には有線接続信者なのであまり無線通信は信頼してない(大した根拠はない)んですが、言うて所詮マウス操作やで。
別にマウス操作ごときなら多少アレでも問題なかろうなのだ、最近の品質だし、別にね。
しかし、無線式の場合って一つだけ弱点がありまして。
無線式って、、、。
電池式なんすよねぇ。
いや別に、電池式であることが悪い訳じゃないんですけど。
みんな考えてみて下さいよ。
外出先に毎回毎回欠かさず予備の電池って持ち歩きます?
いやまぁ、「外出用バッグに一通りの工具や予備を詰めて常備してます」っていう移動ガチ勢もいるとは思いますし、っていうかぼくも実際そうしてるんですが。
皆が皆そうじゃない事を考えると、外出先で無線式トラックボールを使っていて「急に電池が切れた!予備の持ち合わせもない!」っていう状況は避けたいじゃないですか普通。
勿論、そんなもんコンビニ行きゃあ売ってるんで、日本国内にいて困る事なんてそうそう無いと思いますけど。
まぁ、めんどいはめんどいよね。
ということで、外出用に関しては本体バスパワーを利用する有線式が良いかなと思います、ガチ勢じゃない場合はね。
逆に自宅であれば、ちゃんと備品管理出来る人間なら乾電池の予備くらいは普通あるので、使ってて電池が切れてもさして困らない訳で。
ウチなんかそうですが、巨大モニタを使っていて画面から距離を取りたいなどの要求があったりもしますし。
よって自宅用に関しては利便性の高い無線式が良いと思います、概ねデメリットが問題にならずメリットが活かせるでしょう。
これはまぁ、エレコム製とかトラックボールに限らず、USB機器の全般的な話ですけどね。
ちなみにですね。
無線式だと本当に本体から距離を取れるので。
サイドテーブルに無線式トラックボールを置いて、ゲーミングチェアのロッキングを倒しながらモニタを眺めるなんて事が出来ます。
コレホントオススメ。
調べ事とかで色々と読み仕事する時はこのモードになりますね。
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まさか使ってないやつはいないよねぇ!?